ベイザー脂肪吸引とは

病院1

美容外科クリニックにおいて、女性だけでなく男性にもとても人気が高い施術内容のひとつに、脂肪吸引があります。運動をしてもなかなか落ちない、どうしても身体のあちこちについてしまう、気になる皮下脂肪を吸い取ってもらえる脂肪吸引は、とても魅力的な施術です。

近年、脂肪吸引の中でも、ベイザーと呼ばれる方法を採用している美容外科が増加してきています。ベイザー脂肪吸引のベイザー(VASERR)とは「Vibration Amplification of Sound Energy at Resonance」の頭文字を取って付けられた造語です。

直訳をすると、共振をすることによって、超音波がもたらす振動の力をもっと大きくするはたらきがあるもの、という意味になります。ベイザー脂肪吸引は、ベイザー波といわれる、脂肪細胞を溶かすといわれている特殊な超音波装置を用いることによって、多くの脂肪を吸引することができます。

そのため、これまで行われてきた脂肪吸引をより、効率的に行うことができるようになりました。また、施術自体の時間が短くて済むため、施術を行った後に発生をしてしまう内出血などの腫れや、痛みなどのダメージが少なくすむことができるために、これまでの脂肪吸引よりも、短い期間ですむなどメリットが多くあるため、数々の美容外科で取り入れられているのです。

脂肪除去率は90パーセントともいわれており、これまでの脂肪吸引では50パーセントや70パーセントで、どうしても痛みが伴い、ダウンタイムの期間も長かった施術が多かったことから、ベイザー脂肪吸引に注目が集まっています。

ここでは、ベイザー脂肪吸引についてご紹介いたします。

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ベイザー脂肪吸引方法

ベイザー脂肪吸引の方法は、最初に脂肪を吸引したいと希望をする場所に、チュメセントと呼ばれる麻酔液を注射器によって流し込みます。チュメセント麻酔液を入れることによって、脂肪細胞の周りにたくさんの空気のバブルを作り出します。

そして、ベイザープローブという専用の棒状の機器を脂肪細胞に挿入を行い、ベイザープロープに、ベイザーの本体をコートで接続し、高周波の超音波、ベイザー波を生じさせます。ベイザープロープを通じて、チュメセント麻酔液で作り出された空気とベイザー波が触れることによって、泡がさらに発生し空洞状態となります。

この泡によって、脂肪細胞がつながっている力が弱まって、大きくなって古くなった脂肪細胞が遊離、つまりバラバラになるのです。ベイザープローブを何度も抜いて、挿入することを繰り返すことによって、広い範囲の脂肪細胞をバラバラにすることが可能となります。

ベイザー波の施術の際に、皮膚の中にある他の細胞や神経、血管などには、ベイザー波によって生じた泡は、脂肪細胞以外には、入るといったことはありません。また新しい脂肪細胞もバラバラとなることはありませんので、バストなど脂肪が必要な場所にも適している施術となっているのです。

引き締め効果

ベイザー脂肪吸引は、皮膚のたるみが少なく、引き締め効果があります。脂肪を吸い出すだけでなく、タイトニングの効果があることも、人気が高い理由のひとつです。これまでの脂肪吸引の方法では、脂肪組織を吸い出すのと同時に、皮下にある線維組織と呼ばれる細胞までが切れてしまったり、分かれてしまうことにもつながりやすく、皮膚と皮膚とをつなぎとめる力が弱まってしまい、皮膚の弾力までうしなわれ、たるみになってしまうケースがありました。

ベイザー波は、周囲の組織に影響を与えませんので、施術を行っても、線維組織はそのままの状態が保たれ、吸い取られた脂肪のスペースが開いた分、皮膚の弾力により、引き締めることになるのです。ベイザー脂肪吸引は、施術を行えるクリニックは少しずつ増加していますが、日本に上陸して日にちも浅いことから、日本全国のすべての美容外科クリニックで行えるとは限りません。

ベイザー脂肪吸引を希望する場合には、あらかじめ問い合わせなどを行って、施術可能かどうか確認をして来院を行いましょう。また、施術の前にはカウンセリングが行われますが、外科的な手術となりますので、施術の説明や内容などに納得をしたうえで、クリニックを選ぶようにしましょう。

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